【葬送】カトリック枢機卿・白柳誠一(しらやなぎ・せいいち)氏 (産経新聞)
2010年 01月 12日
□5日、東京都文京区関口の東京カテドラル聖マリア大聖堂
■「怖れずに歩み」人生疾走
聖書にある「キリストの愛が私たちを駆りたてる」という一節がモットー。その言葉通り、多岐にわたる分野で人生を疾走した。
中でも江戸時代の迫害で殉教した信者の調査や追悼、軍縮活動などに尽力した。喪主を務めた岡田武夫・東京大司教は、平成20年長崎での殉教者を追悼するミサの言葉を強く覚えている。「『怖れずに歩み、進みましょう。怖れるな。怖れるなと神様が、殉教者が呼びかけている』と強く繰り返し強調された」
熱心な信者の家庭に育ち、中学時代に聖職を志した。6年に前教皇ヨハネ・パウロ2世から、教皇に次ぐ地位である枢機卿に任命。日本人として4人目。白柳さんの死去で日本人の枢機卿は不在となった。
キリスト教の枠にこもらず、仏教、神道、新宗教など諸宗教対話のリーダーとしても活躍。葬儀には、他宗教の人たちの姿も多くあった。代表して弔辞を読んだ世界宗教者平和会議日本委員会の庭野日鑛理事長は「国内の諸宗教が世界に目を開く契機をつくってくれた。日本を代表する宗教者だった」としのんだ。
宗教指導者としては珍しく著書がない。「文章を書くよりも、多くの人と話をしたい」。そう信念を語っていた。激務の息抜きは、酒を酌み交わすこととピアノ。老若男女を問わず多くの人と交流を深めた。
12月30日死去、享年81。
「その生きざまは信者だけでなく、多くの人に余韻として残り続けるだろう」。側近の1人はそう信じている。(赤堀正卓)
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聖書にある「キリストの愛が私たちを駆りたてる」という一節がモットー。その言葉通り、多岐にわたる分野で人生を疾走した。
中でも江戸時代の迫害で殉教した信者の調査や追悼、軍縮活動などに尽力した。喪主を務めた岡田武夫・東京大司教は、平成20年長崎での殉教者を追悼するミサの言葉を強く覚えている。「『怖れずに歩み、進みましょう。怖れるな。怖れるなと神様が、殉教者が呼びかけている』と強く繰り返し強調された」
熱心な信者の家庭に育ち、中学時代に聖職を志した。6年に前教皇ヨハネ・パウロ2世から、教皇に次ぐ地位である枢機卿に任命。日本人として4人目。白柳さんの死去で日本人の枢機卿は不在となった。
キリスト教の枠にこもらず、仏教、神道、新宗教など諸宗教対話のリーダーとしても活躍。葬儀には、他宗教の人たちの姿も多くあった。代表して弔辞を読んだ世界宗教者平和会議日本委員会の庭野日鑛理事長は「国内の諸宗教が世界に目を開く契機をつくってくれた。日本を代表する宗教者だった」としのんだ。
宗教指導者としては珍しく著書がない。「文章を書くよりも、多くの人と話をしたい」。そう信念を語っていた。激務の息抜きは、酒を酌み交わすこととピアノ。老若男女を問わず多くの人と交流を深めた。
12月30日死去、享年81。
「その生きざまは信者だけでなく、多くの人に余韻として残り続けるだろう」。側近の1人はそう信じている。(赤堀正卓)
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by yua0ddx3yg
| 2010-01-12 19:23